喫茶ほ 映画クラブ

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2009年4月26日

久しぶりに観た映画 おくりびと
記事の編集
山形の平野に静かな時間が流れます
おくりびと http://www.okuribito.jp/statics/

日本アカデミー賞の授賞式を観ていて、
いろんな賞を総なめにしてたのでとっても気になっていました。
アメリカのアカデミー賞でも、外国語映画賞をもらってます。

夫が先にひとりで観にいってきて、
もう大変つぼにはまった・・というので
私もじっとしていられなくて観にいきました。

主演はモックン。
チェロ奏者だったのが、楽団の解散などがあり
故郷の山形に妻と2人で戻ってきます。
山形で見つけた仕事は納棺師。
なるつもりもなく始めてしまった仕事ですが、
先輩納棺師である山崎努と納棺の場に立会い続けるうちに
少しずつ気持ちが変わっていきます。

夫の両親が秋田に住んでいるので、
山形はわりとなじみのある土地です。
映画の中の風景も、あ〜山形だなあと、私でもわかる程
その空気が出ています。
平野があって、鳥海山があって、雪があって、
魚がおいしくて(景色じゃないけど・・)
自分の実家の三重も大好きなのですが、
山形から秋田のあたりもとっても好きです。

納棺師なんて仕事は初めて知りました。
もちろん見たこともないし・・
モックンの妻の広末涼子は、納棺の仕事をけがらわしいと言って
なかなか理解できずにいます。
親しい人のお葬式は、そんなに数多く経験しているわけでもないし、
大抵は葬儀屋さんが取り仕切ってくれます。
私も、妻だったら同じようなことを言ってしまうかも、と思いました。

お葬式自体が、亡くなった人とのお別れを自分に納得させるための
大事な儀式だなあと思っていましたが、
納棺は、その中でも密度の濃いお別れの瞬間です。
納棺師は、美しい所作で遺体を丁寧に扱い、
遺族の気持ちを亡くなった人に寄り添わせている様です。
遺族は、納棺師によって美しく整えられていく遺体を見守って、
少しずつお別れの準備をしていくのだと思いました。

映画の中でも色んな死と出会いがあるのですが、
全体がひとつのゆるやかな流れの様で
流れに任せているうちに映画も終わっていったという感じです。
特殊な仕事の様であったり、人の死という非日常が日々ありながら、
とても普遍的で人間らしい感情が
映画の中に流れ続けていました。

取り立ててどこがよかったとは言いたくない、
ずっと心に残っているような映画でした。




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